軽スポーツカーを馬鹿にする人っているよね。「所詮は軽自動車w」とか言って。

言いたい気持ちは同調できる。軽スポーツカーは車体が小さく加速も遅い。だから高性能なクルマに乗ってる見栄っ張りなドライバーは馬鹿したくなるかもしれない。

人と同じ。体が小さかったり足が遅かったりするだけで馬鹿にする人はいる。でも本当にそれは馬鹿にしていいことなのか?

サッカーでは体が小さく足も遅い選手でも「至宝」と呼ばれる選手はいる。その選手の何が優れてるかというと、一つにフィールド上での状況判断の高さが挙げられる。

日本というフィールドでは軽スポーツカーは優秀な選手

日本の道路

軽スポーツカーの魅力について、ちょっと書きたいと思う。

日本の道路交通法で定められた法定最高速度は60キロ。最高速度が指定されてる道路なら、それより低い速度で走らなければならない場合もある。

また、日本の道路は狭い。日本ではすれ違うような道路でも、外国では一方通行だったりする。おまけに日本の街中は入り組んでる道路もたくさんあって、一層注意して運転しなければならない。

このように日本の道路事情においては、車体が大きく加速が速いクルマは持て余してしまう場合がある。もはや巨人がサッカーをするようなもので、狭すぎるフィールドではまともにプレーできない。

その点軽自動車は、日本の道路事情にぴったり。排気量がたった660ccでも、法定最高速度を考えれば決して遅いわけじゃない。むしろターボ車ならコンパクトカーより速いこともある。

軽スポーツカーとなれば、アクセルをがんがん踏んでスポーツドライビングできる楽しみもある。排気量が大きいスポーツカーであれば速度超過してしまう場合でも、軽スポーツカーならそんなことにならない。

つまり公道では、軽スポーツカーが最も健全にスポーツドライビングを楽しむことができるクルマであり、のびのびプレーできる選手と言える。

小さな体だからできること感じることがある

軽スポーツカー S660

僕は昔からからかわれることが多かった。小柄でいじりやすい人間だからなのか知らないけど、まぁ良い気はあまりしてなかった。

クルマでも同じようなことが言える。つまり言いたいのは、見た目や思い込みだけで人間もクルマも判断しないほうがいいってこと。

軽スポーツカーは小さいし遅いかもしれない。また軽自動車なのでコスト制限も課される。でもだからといって馬鹿にするのは違う。

だってクルマの良さは、ボディサイズ、加速、価格だけで判断できない。乗って初めてわかることは多いし、それで初めてクルマの優劣の判断もできる。

軽スポーツカーが小さいのは良いことだ。車両感覚をつかみやすいし、狭い道路でもストレスがほとんどない。

加速が遅いことも、逆に良い。先にも書いたけど、その分アクセルをがんがん踏んでスポーツドライビングを楽しめるし、速度超過するリスクも少なくて済む。

これだけじゃないけど軽スポーツカーには排気量の大きいスポーツカーにはない魅力がたくさんあり、それに魅了されるドライバーもたくさんいる。

なかには軽自動車というだけで馬鹿にする人もいるけど、そういう人は優越コンプレックスに陥ってることもある。クルマをステータスとして利用して自分が他人より優れていることを誇示し、自分の存在を実感している。

速さを追求して楽しむこともできる

日本の道路

体が小さくても足が遅くても、人は成長できる。クルマも同じだ。

軽スポーツカーは軽自動車とはいえ、格上スポーツカーを追い回せるほどの速いクルマに仕上げることができる。

ライトウェイトを活かしたエンジンや足まわりなどのチューニングを行い、サーキットで激速なタイムラップを叩き出せる。

そのためのチューニングパーツを多くのメーカーが開発・販売している。その中から最適なパーツは何かを選ぶのも楽しい。

軽自動車でも幸せになれるスポーツカーたち

スズキ・アルトワークス

SUZUKI アルトワークス出典://s-alto.jp/works/report/gallery.html

新車購入できるスポーツカーで、最もお手ごろ価格な軽スポーツカー。ライバルとされるS660より車両重量が圧倒的に軽く、加速性能では50万円も安いアルトワークスが勝ってるみたい。

スポーツカーといえど居住性は高く、後部座席には大人がゆったり座れるスペースがある。荷室スペースも、旅行するには十分なレベル。

純正でも個性的なデザインですが、アフターパーツが豊富に出ているので自分好みにカスタムしていくのも楽しそうだ。

総じてアルトワークスは、コストパフォーマンスに優れる軽スポーツカーだ。初めてのスポーツカー購入にもピッタリなクルマと言える。

新車価格:約150万円~

ダイハツ・コペン

DAIHATSU コペン出典:https://copen.jp/product/cero

軽自動車でありながら、電動で開閉可能なアクティブトップを備える軽スポーツカー。

アクティブトップの開閉時間は約20秒だから突然の雨でも安心。手軽にオープンカーとしても楽しめる貴重な軽スポーツカーだ。

さらに面白いのが、外装が異なる「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」というラインナップを揃えていること。ユーザーの好みで選択できるし購入後の外装チェンジも可能なので、これまでと違ったクルマの楽しみを味わえる。

オープン時はアクティブトップを収納する分トランクスペースを犠牲にするけど、クローズド時はゴルフバッグを積めるほど大きなスペースを確保できる。2シーターとはいえ、これなら旅行でも安心だ。

スポーツカーとしての演出も素晴らしい。純正にしてはマフラー形状からこだわっていて、低く響く排気音が気持ちいい。オープンで走れば快感だ。

コペンは軽自動車だから維持費が安く、ハードトップだからファーストカーとしても対応できる最高の軽スポーツカーだ。独身の若者におすすめ。

新車価格:約185万円~

ホンダ・S660

HONDA S660出典://www.honda.co.jp/S660/gate/photo/

MR(ミッドシップ・レイアウト)を採用したリアルスポーツカー。理想的な重量配分を有しているため、痛快なハンドリングを味わうことができる。

スーパーカーのようなインパクトのある外観も大きな特徴の一つだ。FFやFRのクルマにはない独創的な雰囲気を持っている。

ただ走りやデザインを優先したため、大した収納スペースを持たないのが欠点。でも補って余りある魅力を持っているため、ファンは多い。

本格的なスポーツカーの走りを堪能したい、セカンドカーとして所有できるなら、S660はおすすめの軽スポーツカーだ。

新車価格:約198万円~

まとめ

僕自身、軽スポーツカーであるS660に乗っている。人生辛いこともあるけど、S660で走っている時は人生は捨てたもんじゃないと思えることもある。

もし軽スポーツカーに興味があれば、ぜひ一度試乗でもしてほしい。もしかしたら稲妻に打たれる程の激しい衝撃を受けるかもしれない。