新型スイフト試乗レビュー!ハイブリッド買うのは今じゃない?

2017/01/10 試乗記
ハヤカワ

ども、元スイフトオーナーのハヤカワ(@yukiukkiy)です。
新型スイフトのHYBRID RS (FF/CVT) に試乗したよ!

スイフトは、欧州などの海外市場を視野に入れて開発されたスズキのグローバルモデル。

国内じゃスズキは「軽自動車メーカー」のイメージが強いかもしれないけど、海外じゃコンパクトカーを主力に業績を伸ばしていて、スイフトはその主力モデルです。

そのスイフトがついに2016年12月27日にモデルチェンジを発表し、2017年1月4日に発売をスタートしました。

ぼくは以前にスイフトじゃないんですが、スイフトスポーツ(ZC32S)に乗ってました。最高に楽しいホットハッチでした。

よく代車でスイフト(ZC72S)にも乗ってたので、その違いについても触れながら試乗レビューしたいと思います。

まずはスタイリングからチェック!

新型スイフトが発表された時は、わりと強いインパクトを受けました。大胆に変えてきたなって。

でも、いざ実車をチェックしてみると「やっぱお前ってスイフトなのな」って、そんな印象に変わりました。

新型スイフトのスタイリング - フロントビュー

目をぱっちりさせてエラも削って顔をきれいにしたけど、体つきはさほど変わってないって表現すればいいんでしょうか。

新型スイフトのフロントグリルとLEDヘッドランプ

明らかに先代モデルよりも存在感のあるフロントマスクです。大開口フロントグリルとLEDヘッドランプの採用が大きいですね。

新型スイフトのスタイリング - サイドビュー

サイドビューは、先代よりフェンダーの張り出し感が強調され、ドアノブはCピラーガーニッシュに配置され、少しクーペっぽくなりましたね。

新型スイフトのドアノブ

ルーフが浮いてる表現はスタイリッシュですね。A/Bピラーに加えて、Cピラーもブラックアウトしたことによるものですね。

個人的にリアビューが一番好みのデザインです。

新型スイフトのスタイリング - リアビュー

RSグレードに標準装備されるリヤフォグランプと、今風なテールライトの造りも相まって、おしゃれな欧州車って感じがします。

新型スイフトのリアフォグ

切削加工&ブラック塗装によるツートンカラーの16インチアルミホイール。冬だったのでスタッドレスを履いてました。

新型スイフトのアルミホイール

ハヤカワ

スタイリング評価は・・・
75点!!

基本的なプロポーションが変わらないのは、スイフトらしさがあって全然良いです。

ただ大胆に変えてきたフロントマスクが、正直ぼくの好みじゃありませんでした。もうそれだけ。

引っかかってるのは「フロントグリル」です。形状こそ好みですが、ガーニッシュにあたる部分の造形がビミョーです。

あと、フロントグリルとフロントスポイラーの間の黒いライン。両サイドのフォグランプを繋いでるようなやつですが、フロントグリルが際立たないので少しビミョーです。

これはもう完全に好みの問題なのでダメってことじゃないです。好きな人は好きなスタイリングじゃないでしょうか。

インテリア・収納をチェック!

試乗車のグレードは「HYBRID RS」ですが、インテリアのデザインや質感は良いと思いました。

新型スイフトのステアリング

本革巻ステアリングホイールは、握った感触も安っぽくないし良いんですが、下部が平らにした「D字型」の採用はビミョーです。

スポーティーな印象こそ感じるものの、ステアリングを回す時にちょっと違和感がありました。慣れればどうってことないですがね。

インパネ周りは、先代モデルよりもデザインが良いですね。

新型スイフトのインパネ

高い素材を使ってるわけじゃないけど、質感が高く見せる工夫を凝らしてるなって感じます。

エアコンの吹き出しやダイヤル、USBなどの外部端子が丸くデザインされてるのがオシャレです。

新型スイフトのシフトノブ

2眼式メーターの中央には、4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイを搭載していて、運転状況をリアルタイムに表示します。

新型スイフトのメーター

減速エネルギーによる発電状況、そして専用の鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリーへの充電状況もチェックできるので、ハイブリッドならではの楽しみが味わえます。

おまけに「パドルシフト」を標準装備。ぼくのようなスポーティに走りたい人には嬉しい装備です。

新型スイフトのパドルシフト

走りを意識したモデルなのに、パドルシフトの装備を省いてるクルマもなかには存在しますよね。ありゃーダメっすよ。

アクセルペダルは、残念ながら「吊り下げ式」でした。

新型スイフトのアクセルペダル/ブレーキペダル/フットレスト

ここも欧州車を意識して「オルガン式」となってれば、個人的には嬉しかったです。欧州車はオルガン式ってのは思い込みですがね。

純正シートですが、ホールド性はなかなか良く、クッション性も適度にあって座り心地は良かったです。

新型スイフトの前席シート

「チルトステアリング」「テレスコピックステアリング」「シートスライド」による細かなシート位置の調整が可能なので、最適なドライビングポジションを取りやすいのは好印象です。

後席に座った印象ですが、先代よりも広くなってました。

新型スイフトの後席シート

聞くと前後席間距離を10mm拡大したそうなんですが、たったそれだけでも広く感じるものなんですねぇ。先代は狭かったので嬉しいポイントの一つです。

ラゲッジスペースですが、先代よりもかなり広くなってました。ここはかなり進化してますねぇ。

新型スイフトのラゲッジルーム

先代のラゲッジスペースは210L(フロアボードを外した状態)。もはや軽自動車並みなので、ライバルたちに大きく差をつけられてました。

でも新型スイフトのラゲッジスペースは、下面が80mm下がり、奥行きは75mm増して、荷室幅は25mm広くなり、265Lの荷室容量を確保しました。

ただ、後席シートを倒すと段差ができちゃうのは少し残念です。

新型スイフトの後席シートを畳んだ状態

ただ純正オプションの「ラゲッジアンダートレイ」を買えば、フルフラットにすることは可能です。

後席シートを倒した状態の荷室容量は、先代が455Lで、新型は579Lなので、ラゲッジスペースについては大きく進化したといえますね。

ハヤカワ

インテリアの評価は・・・
80点!!

シンプルな基調のインテリアデザインは好感が持てます。特にダメって感じるポイントはありませんでした。

ラゲッジスペースは先代と比べれば広くなってますが、まだまだ広いとは言えません。でもデザイン優先だからしょうがないですよね。

強いて言えば、アクセルペダルがオルガン式だったら何も言うことはないですね。

車重910kgだから走りは軽快そのもの!

ようやく試乗した感想ですが、走りはやはり軽快で楽しかったですね。

先代の一番軽いグレードで960kg、新型の一番軽いグレードで840kgなので、およそ120kgもの軽量化を果たした新型スイフト。

軽量高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT」の恩恵によるものなんでしょうが、もうあっぱれとしか言えないですね。

ハイブリッドシステムを積んだ「HYBRID RS」でも910kgなので、走りが軽快じゃないわけがないです。

ハンドリングもしっかりした印象でダイレクト感ありです。ステアリングを切っただけ率直に向きを変えていくし、その間も4輪がしっかり路面に接地してるので安心感もあります。

純正シートも良いですね。コーナーを曲がってもドライバーの姿勢が崩れにくいので、気持ち良くステアリングを切れます。

「マイルドハイブリッド」ってガソリン車みたい?

ハイブリッド車とはいえ、プリウスみたいな走行フィールとは違います。ていうか、ガソリン車と遜色ない走行フィールでした。

エンジン始動時も発進時も、エンジン音がそれなりに聞こえてきます。ハイブリッド車に乗ってる感覚がありません。

その理由は「マイルドハイブリッド」の特性によるもの。モーターは加速時にエンジンをアシストするだけなので、発進時はEV走行ができないのです。

モーターアシスト量も大きくないし、EV走行もできないので、JC08燃費は他社コンパクトカーに一歩譲ります。

ただ価格は同グレード帯でも低く抑えられてるし、そのわりに装備は充実してるので、お財布に優しいのは新型スイフトかもしれません。

それにEV走行可能な「ストロングハイブリッド」(ソリオに搭載されてるもの)が追加でラインアップされる可能性もありますしね。

路面の凹凸でゴツゴツ振動する

試乗コースは路面の凹凸や継ぎ目が多めだったのですが、少しゴツゴツする印象を受けました。

40km/hくらいのスピード域でしたが、高速域だとタイヤからの突き上げが気になるかもしれません。

そもそも「RS」がつくグレードは、欧州仕様にショックアブソーバーがチューニングされ、減衰力を高められてますからね。

欧州の人たちは固い足を好みますが、日本人はソフトな足を好みます。この辺は好みが分かれるかもしれません。

ハイブリッドは買いグレードか?

ハヤカワ

試乗した評価は・・・
60点!!

「マイルドハイブリッド」が搭載された新型スイフト「HYBRID RS」ですが、ハイブリッドらしさを楽しみたいなら違う気がします。

他社コンパクトカーのハイブリッド車と比べても、燃費性能は一歩譲りますし、価格もそう大きく変わりません。

  • アクア L(FF/CVT)
    JC08燃費 => 37.0 km/L
    車両価格   => 176万円〜
  • フィット HYBRID(FF/7AT)
    JC08燃費 => 36.4km/L
    車両価格   => 169万円〜
  • スイフト HYBRID RS(FF/CVT)
    JC08燃費 => 27.4km/L
    車両価格   => 169万円〜

走行フィールもガソリン車そのものなので、それならガソリン車の「XL」を選択してもいいと思います。

  • スイフト XL(FF/CVT)
    JC08燃費 => 24.0km/L
    車両価格   => 146万円〜

ハイブリッドらしさを楽しみたいなら、後に発売されるかもしれない「ストロングハイブリッド」を待ちたいところです。

また、まだ試乗こそしてませんが、ぼくは1L直噴ターボの「RSt」の方がとても気になるグレードであります。

もともとスイフトは燃費より走りを重視したコンパクトカーですし、6速ATによるダイレクト感ある走りやターボによる高トルクによって楽しめそうです。ハイブリッドはCVTですからねぇ。

以上、新型スイフト「HYBRID RS」の試乗レビューでした。

新型スイフトスポーツの発表も待ち遠しいところです。いったいどんなパワートレインが採用されるのか。楽しみです。

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