ハヤカワ

こんにちは!
EV大好き!ハヤカワです!

ついに新型プリウスPHVに試乗することができました。プロトタイプが登場し始めた頃から気になっていたクルマだけに、大きく期待を寄せた試乗となりました。

試乗したグレードは「Sナビパッケージ」で標準の15インチ仕様。試乗コースは市街地、そして制限速度が80km/hのバイパス道路になります。

試乗のため、実燃費や実電費は計測できていません。その点はあしからず!

新型プリウスPHVってどんなクルマ?

新型プリウスPHVの専用エンブレム

プリウスは知ってるけど『プリウスPHV』はあまり知らないって人のために、簡単にクルマの概要だけ説明しておきます。

4代目となる現行プリウスが登場したのは2015年12月のこと。「いいクルマを造ろう」を合言葉にシャーシから動力源まで全てを刷新したTNGA (トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー) を第1号車として採用し、先代モデルよりも走りの質を大きく飛躍させました。

その現行プリウスをベースに新型プリウスPHVは、バッテリーを8.8kWhまで大型化し、EV走行距離を68.2km/hまで伸ばしました。

プラグインハイブリッドなので、外部からのバッテリー充電も可能。つまり、外部充電をする限り通勤などの用途では、ガソリンをまったく使わないライフスタイルも可能とします。

さらに、バッテリー残量が減ればHV走行できるのでバッテリー残量で心配になる必要もありません。これがPHVの素晴らしいところです。

ハヤカワ

カタログ上のEV走行距離は先代の倍以上・・・!
ほぼEV感覚で乗れそうな新型プリウスPHVは魅力たっぷりだ!

魅力的なのはプラグインハイブリッドってだけじゃありません。先進的なエクステリア、これも注目せざるを得ないクオリティなのであります!

先進的なエクステリア・内装

新型プリウスPHVのフロントビュー

新型プリウスPHVのエクステリアは、5ドアハッチバックの中ではズバ抜けてカッコいい!

 

新型プリウスPHVの4眼LEDヘッドライト

中でも注目したいのが4眼LEDヘッドライト!

こんなに目力が強く存在感を感じさせるヘッドライトは、なかなか他にないんじゃないかな!?

 

新型プリウスPHVのリヤビュー

波打った形状のガラスハッチや軽量なカーボン製バックドアの採用、これは単なるプリウスの化粧直しってレベルじゃない!

プリウスとの差別化に対するこだわりが見て取れるリヤビューですね。

 

新型プリウスPHVのサイドビュー

新型プリウスPHVの全長は、通常のプリウスより105mmも長くなっています。なので、伸びやかで地を這うような力強さを感じさせるサイドビューです。

 

新型プリウスPHVのドルフィンアンテナ

細かい表現だなって印象的だったのは、ドルフィンアンテナ。その形に合わせてルーフパネルが曲線を描いています。凝ってるなぁ!

 

新型プリウスPHVの15インチアルミホイール

試乗車は標準の15インチ仕様でしたが、アルミホイールは・・・まぁいかにも純正って感じのデザインですね。

 

新型プリウスPHVのコックピット

新型プリウスPHVのコックピット。何やら目を引かれるものが一つありますねぇ・・・!

 

11.6インチ T-Connect SDナビゲーションシステム

「11.6インチ T-Connect SDナビゲーションシステム」。Sを除く全グレードに装備されています。

まるでiPad Proが搭載されてるかのようです。ガジェット好きにはたまらん・・・!

軽く使ってみた感想ですが、グラフィックも綺麗だし、UIも分かりやすかったので、わりと使いやすかったです。

スマホやタブレット感覚で使えると謳うカーナビはよく見かけますが、このカーナビがまさしくそれ。タブレット感覚でフリックやピンチイン/アウトなどスムーズに操作できるのが印象的でした。

 

新型プリウスPHVのシート表皮/シート色

シート表皮/シート色は、標準の「ファブリック/ブラック」。光沢フィルムを織り込んだ専用表皮と立体エンボス加工によって、立体感のあるシートとなっていました。

また、その立体感が光と影のコントラストを強調していて、まるで特等席。クルマに乗り出すたびにワクワクさせてくれる演出です。

 

新型プリウスPHVの後席

新型プリウスPHVの後席は2人まで、つまり4人乗りなんですね。ぼくは全然困んないけど、困る人は困りそうですね。

4人乗りなのは、どうやらバッテリーや重量が問題みたいです。バッテリーが軽く改良でもされれば、その内5人乗りバージョンも出るんでしょうかねぇ・・・?

 

「Toyota Safety Sense P」

試乗で試すチャンスはありませんでしたが、新型プリウスPHVには「Toyota Safety Sense P」が全車標準装備されています。ありがたやぁ〜。

 

新型プリウスPHVのラゲッジルーム

新型プリウスPHVのラゲッジルームは、プリウスよりもフロア高が高くなっています。大きな駆動用バッテリーが収められているからです。

フロア高が高くなった分だけ荷室容量が減ってますが、4人乗りってこともあるし十分なスペースだという印象でした。

新型プリウスPHVの試乗レポート

新型プリウスPHVのキー

試乗のため、新型プリウスPHVのキーを渡されるハヤカワ。なんと、キーからエアコンをONにすることができるそうですよ!

運転席に乗り込み、エンジンスイッチをON・・・!

・・・静かです。エンジンが動き出して音や振動を発することはありません。まぁこれは従来のハイブリッドカーと同じ感覚ですね。

しかし、新型プリウスPHVの真髄はこれからですぞ!

状況に応じて3つのドライブモード、EV/HVモードの切替が可能!

新型プリウスPHVのドライブモードスイッチ

新型プリウスPHVには、動力を切り替えられる「EV/HVモード切替スイッチ」があり、バッテリーに十分な電力が残っていればEVモードで走行することができます。もちろん電力を温存したい場合は、HVモードで走行することも可能です。

また、その横のスイッチには「ドライブモードスイッチ」があり、以下の3つのモードから選んで走行することができます。

  • 燃費重視の「エコドライブモード」
  • 加速重視の「パワーモード」
  • 通常走行の「ノーマルモード」

まず手始めに、動力にはもちろん「EVモード」を、ドライブモードには「ノーマルモード」を選択します。選択した状態は、マルチインフォメーションディスプレイにて表示されますよ。

新型プリウスPHVのマルチインフォメーションディスプレイ

ディスプレイはとても綺麗に表示されるので、今のクルマの状況が見やすく分かりやすいですね。うらやましぃ〜!

EV走行時はず〜っと静かです!

新型プリウスPHVの試乗

新型プリウスPHVは、振動もなく静かに加速していきます。エンジンが始動していません。

HVなら発進してすぐエンジンが始動しますが、新型プリウスPHVはバッテリーが大きいのでエネルギーをモーターに回し続けることができ、そのまま加速を続けていきます。

60km/hで走り続けても、80km/hで走り続けても、エンジンが始動することはなかったです。

先代プリウスPHVでは、ゆっくり加速し始めてもエンジンが始動していましたからねぇ。すごい進化です。

街乗りメインならほぼEV走行でいける!

よって新型プリウスPHVは、常時EVならではの静かな車内空間を味わえる魅力があります。

「EVモード + パワーモード」の加速感が気持ちいい!

このクルマの車両重量は1510kgとけっこう重いんですが、「EVモード + パワーモード」設定時はクルマが軽く感じます。

発進から加速のフィーリングも気持ちいいです。この気持ちよさは、モーター2個分のパワーで加速できる「デュアルモータードライブ」システムが効いています。

プリウスPHVには、53kWの駆動用モーターと23kWの発電用モーターの2つのモーターが搭載されていて、53kWの駆動用モーターだけではドライバーの要求する加速に応えられないとシステムが判断した場合、23kWの発電用モーターも駆動に加わります。

この「デュアルモータードライブ」による加速がとても気持ちいいんです。アクセルの踏み始めからグッと加速を始めるので、レスポンスがいいんですよ。

まぁモーターのみの加速性能は、ピュアEVのリーフに比べれば大したことはないけど、新型プリウスPHVはエンジンもあって、さらに上の加速領域を要求することが可能です。PHVのドライブは楽しいですよ!

15インチは乗り心地が良し!エコの面でも有利!

新型プリウスPHVの標準15インチタイヤ

標準の15インチ仕様 (196/65R15) だと、凹凸のある路面でも不快と感じるショックは感じませんでした。乗り心地としては全然満足できるレベルでした。

ただ、ハンドリング性能を求めるならメーカーOPの17インチ仕様 (215/45R17) ですね。こっちは試乗してないけど、おそらく走り重視のぼくは、こっちの方が好みの走りを堪能できると思います。

でーも!?

標準の15インチ仕様から17インチ仕様に変更すると、カタログ上の燃費性能が著しく下がってしまいます・・・!

  • EV走行距離
    68.2km => 55.2km
  • 電力消費率
    10.54km/kWh => 8.65km/kWh
  • ハイブリッド燃料消費率
    37.2km/L => 30.8km/L

さらには、おそらく乗り心地も悪化するでしょう。基本的にインチアップすると、ロードノイズは大きくなって静粛性は下がりますからね。

走りも大事ですが、ぼくなら乗り心地を優先ですね。なので、おすすめは標準の15インチ仕様です。正直17インチ仕様のホイールはそんなカッコよくもないしね・・・。

EVモードが静かすぎて、エンジン始動に萎えてしまう

ここから悪い点を述べていきます。

とにかく静かな車内空間ではありましたが、ドライブモードを「パワーモード」に切り替え、アクセルペダルを最大まで踏み込んだ際に、エンジンが始動しました。

つまり、EVモードから「HVモード」に自動的に切り替わったんです。これはEVモードに必要な電力が足りなかったためです。

PHVなんだからこの瞬間が来ることは分かってはいましたが、それでも・・・

萎えるわー!!

それほどEVモード時の車内空間は静かで快適なんです。しかし、HVモードとなればその車内空間はガソリン車そのものでした。

エンジンの始動もその車内空間も静かではあるんですが、普段ピュアEVのリーフに乗っているせいか、ここは過敏に反応してしまいましたね。

回生と油圧のブレーキバランスは悪くないけど・・・

普段乗り慣れているクルマから新型プリウスPHVを運転すると、低速時の初期ブレーキタッチが若干強いなって印象でした。

いわゆるカックンブレーキってやつですが、市街地に走り出せば気にならなくなります。かなり自然にブレーキペダルを踏んでいけます。

でも、それは「ハイブリッド車」と考えたらの場合です。

EVの回生ブレーキの強さに慣れてしまった人間からすれば、新型プリウスPHVの回生ブレーキの強さには物足りなさを感じます。これはBレンジに切り替えても同様の感想です。

回生ブレーキが強ければ、油圧ブレーキよりも回生の作動を優先させているってことで、よりエネルギーを回収できます。また、強いエンジンブレーキをかけているように減速できるので、ブレーキペダルを踏まずとも減速できるので運転も楽になります。

なので、個人的には回生ブレーキをリーフくらい、もしくはノート e-POWER くらい強くして欲しいです。あれならワンプダルドライブで運転も楽だし、回生ブレーキのみの減速でもブレーキランプが点灯するので後続車から追突される心配もないです。

あ、ぼくは悪いように捉えたけど、これまでガソリン車やハイブリッド車を乗ってる人なら違和感は抱かないでしょう。むしろ、これまでのクルマの感覚と変わらず運転できるからメリットだと思います。

「重さ」が走りを悪くしている!

新型プリウスPHVの最大のネック、それは「重さ」です。試乗した「Sナビパッケージ」の車両重量は1510kg、かなり重いです。

交差点を曲がる時や車線変更をする時など、あらゆるステアリング操作で重さによる慣性が大きく働いて、クルマが自分の意図しない動きをする感覚があります。

EVのリーフも車両重量は1480kg程度と重い部類ですが、その感覚はさほどありません。この辺はEVとPHVの違いだろうと思います。

EVの場合、一番重い重量物であるバッテリーが床下一面に搭載されているので、低重心だし前後重量配分も良いです。

でもPHVの場合、バッテリー以外にもエンジンも積んでいるので、より重くなるだろうし、EVほどの低重心は実現できません。

この点は、人によっては気にならないだろうって言えるレベルだし、走行フィールの好みの問題だと思います。そんなに悪いようにだけ捉えないでください。

重さは「良い面」ももたらしています。直進性は高いなって印象はありましたし、プリウスよりも重厚感あるドッシリとした走りも感じましたよ!

まとめ:ほぼEVで乗れて最高! でも高けぇ!

新型プリウスPHVに試乗した感想をまとめると、いろんな魅力がたくさん詰まっている1台に仕上がっているなと感じました。

エクステリアは先進的でかっこいいし、11.6インチナビはIT要素満載で面白そう。モーターの加速フィールは気持ちいいし、EV走行距離は長いので、EVらしさも大いにあります。

ハヤカワ

ライフスタイル次第じゃ・・・
ほぼEV感覚で乗れる!!

ぼくにとっては、これが一番の魅力ですね。バッテリーが切れそうになっても、ガソリンで走れるし最高だと思います。

クルマが重いっていう悪い面もありますが、全然受け止められるレベルです。でも受け止められない点が1つだけあります。

ハヤカワ

車両価格が高けぇ!!
400万円オーバー!!

「Sナビパッケージ」にメーカーOPでソーラーパネルとその他細かいの付けて見積もってもらったところ、420万円くらいになりました!

先進的なテクノロジーが詰まってるので「高すぎる」とまでは言えないものの、今の僕じゃ手は出せないなぁ・・・。

もしリーフを所有してなかったら考えますけど、所有してしまったばっかですしねぇw

でも、数年後に値引きが期待できて、さらに改良でバッテリー性能が上がっていたり、重さによるイマイチな走行フィールが改善されれば、リーフから乗り換えようかなって前向きに思えるレベルです。

以上、新型プリウスPHVの試乗レポートでした!