アルトと新型ミライース

こんにちは、速川ユーキ (@fastriveryuki) です。

2017年5月9日、ダイハツがついにミライースをフルモデルチェンジしました。

新型ミライースの安全性は、最新の衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」の採用によって、軽自動車のなかでは高い水準でした。

燃費より安全性!新型ミライースは今の時代にふさわしいエコカー!

さらに84万2,400円~という低価格 (スマアシⅢ搭載車は90万7,200円~) と低燃費 (〜35.2km/l) を両立しているので、まさしく「新・みんなのエコカー」というにふさわしいクルマでした。

ではアルトはどうなのでしょうか?

そう感じる方もいるかもしれないので、新型ミライース (2017年5月〜) と現行アルト (2014年12月〜) の比較をしてみました。

いずれも自動ブレーキが搭載されたグレードでの比較になります。主観をたっぷり含みますが、参考にどうぞご覧ください。

▼スペック比較表
ミライース アルト
グレード L SAⅢ L (レーダーブレーキサポート装着車)
全長×全幅×全高 3395×1475×1500mm 3395×1475×1475mm
ホイールベース 2455mm 2460mm
車重 650kg 650kg
駆動方式 FF FF
エンジン 0.66リッター直3 DOHC 12バルブ 0.66リッター直3 DOHC 12バルブ
トランスミッション CVT CVT
最高出力 49ps(36kW)/6800rpm 52ps(38kW)/6500rpm
最大トルク 5.8kgm(57Nm)/5200rpm 6.4kgm(63Nm)/4000rpm
タイヤ 155/70R13 75S 145/80R13 75S
燃費(JC08モード) 35.2km/l 37.0km/l
価格 93万9,600円〜 91万5,840円〜

エクステリアはアルトの勝ち

デザインに関しては個人の好みが大きいですが、ぼくは新型ミライースよりアルトのほうが好きです。

 

▼フロントビュー

新型ミライースのフロントビューアルトのフロントビュー

新型ミライースは、ヘッドライト上部のボンネットの盛り上がりがどことなく眉間のしわに見え、とにかく目力が強い印象です。ぼくはゴルゴ13に見えます。

アルトは、とにかくシンプルで無駄な造形がありません。ヘッドライトを中心としたフロント周りは60〜70年代の雰囲気を醸し出し、現代のクルマにはない味があるのも個性があります。

 

▼サイドビュー

新型ミライースのサイドビューアルトのサイドビュー

新型ミライースは、ルーフが若干フロントからリアにかけて流れるように下がっています。

アルトは、ルーフは水平に真っ直ぐ、リアウインドウはストンと切り落としたように落ちています。

 

▼リアビュー

新型ミライースのリアビューアルトのリアビュー

新型ミライースは、先代とイメージは似ていますが洗練されました。ただテールランプ周りのカーボン柄カバーが個人的にくどい印象でした。

アルトは、とにかくレトロ。昭和感がダサいと2ちゃんで話題でしたが、固定観念を捨てればダサいとは感じません。昭和感をリバイバルしたデザインは個人的に好きです。

 

フロントマスクの表情が全く違うので、この時点で好みは大きく分かれそうですが、サイドもリアも独自性があるのはアルトという印象が強いです。

新型ミライースはエッジが効いたシャープなデザインで洗練された印象はあるものの、どこかで見たことあるような印象は否めません。

インテリアは新型ミライースの勝ち

ダッシュボードやシートの質感は、さほど大きく変わらないという印象です。しかしデザインから収納スペースまで総合的に見れば、新型ミライースがいいですね。

 

▼新型ミライース

 

▼アルト

 

新型ミライースの収納スペースは、いろいろ物が置けそうなインパネロングアッパートレイ (助手席) 、ティッシュやスマホが置けるセンターフロアトレイなど使い勝手がいいです。

また掘込み式インパネドリンクホルダー (運転席/助手席) も価格を超えたゴージャス感があってデザイン的にもいいです。

安全性は新型ミライースの勝ち

安全装備を比較してみると、新型ミライースは完全にアルトを凌駕していることが分かります。

▼安全装備の比較表
新型ミライース アルト
衝突被害軽減ブレーキ 対車両:約4-80km/h
対人間:約4-50km/h
対車両:約5-30km/h
対人間:×
車線逸脱警報機能 ×
誤発進抑制機能 前方・後方 前方のみ
先行車発進お知らせ機能 ×
オートハイビーム ×
コーナーセンサー ×
エマージェンシーストップシグナル
ヒルホールドシステム

なかでも衝突被害軽減ブレーキには、大きな性能差があります。

新型ミライースが約4-80km、アルトが約5-30km/h、この速度差では体感できるブレーキ作動タイミングにも大きく差が出るでしょう。

おまけに新型ミライースは歩行者にも作動するので、安心感が違います。

話題の「ブレーキとアクセルの踏み間違え事故」を防ぐための誤発進抑制機能も、新型ミライースは前方だけでなく後方も対応します。

あと個人的に嬉しいのはオートハイビーム。LOW/HIの切り替えの煩わしさもないので、常時明るい視界を確保できます。

燃費は引き分け

カタログ燃費 (JC08モード) を比較すると、新型ミライースは35.2km/h、アルトは37.0km/h。

数値上はアルトが上ですが、正直これほどの差なら優劣をつける判断基準にならないと思います。

というのも、走るコースやドライバーの技量で「実燃費」は大きく変わってくるからです。

というわけでカタログ燃費の数字が少し高いからといって、アルトを選ぶのはおすすめしません。

走りはアルトの勝ち

新型ミライースのエンジンスペックは
最高出力 49ps(36kW)/6800rpm
最大トルク 5.8kgm(57Nm)/5200rpm

アルトのエンジンスペックは
最高出力 52ps(38kW)/6500rpm
最大トルク 6.4kgm(63Nm)/4000rpm

となっています。

両車とも車重は650kgとかなり軽量ですが、エンジンスペックは若干アルトが優れています。

新型ミライースを試乗したぼくの感想としては、率直に加速がかったるいです。

アクセルを踏み込んでも思ったより前に進まない、大きくなっていくエンジン音のわりには速度が出ていない、そんな印象でした。

アルトに試乗したのは2年くらい前のことですが、そんな印象は少なからず感じたものの、新型ミライースほどは感じなかったと思います。

じゃあアルトがいいのかって言ったらそうでもない。アルトはステアリング中立付近に固着感があって、手応えがちょっと気持ち悪かったです。新型ミライースにその印象はなかったです。

でも今は改善されてるかも。であれば、アルトの方がおすすめですね。

アルトは「アルトワークス」のベース車でもありますからね。大いなるポテンシャルを秘めてるって意味でも、走りに重点を置くならアルトがおすすめです。

まとめ

結果、このようになりました。

  • エクステリア => アルトの勝ち
  • インテリア=> 新型ミライースの勝ち
  • 安全性 => 新型ミライースの勝ち
  • 燃費 => 引き分け
  • 走り => アルトの勝ち

2勝2敗1分で引き分けです。ただし、ぼくの独断と偏見を大いに含みます。

運転する時にヒヤッとすることがあるなら安全装備が充実した新型ミライースを、デザイン性や走りを重視するならアルトをおすすめという結論です。

低燃費が当たり前の今の時代では、安全性の高い新型ミライースの方が注目されていくでしょうね。

とはいえスズキも新型ミライースに対抗するため、早急にアルトの安全装備をアップデートすることでしょう。

ほんとはアルトが気になってるけど、新型ミライースの安全装備も捨てがたい。そう思ってる人はちょっと待ってもいいかもしれません。

以上です。