スポーツカー

どーも、速川ユーキ(@fastriveryuki)です。

つい最近、クルマを買いたいって友人から「おすすめのクルマを教えてほしい」と相談を受けました。

友人

速川ユーキくん、クルマ詳しかったよな?
クルマ買おうと思うんだけど、おすすめ教えて!

速川ユーキ

ったく、しょうがないなぁ〜

←ほんとは相談されて嬉しい

友人は29歳。独身。会社員ですが、二足、三足のわらじで収入を得ていて稼ぎには困ってません。友人がクルマを購入するのは今回が初めてなので、クルマに関しては全くの素人です。

「クルマに何を求めるの?」って質問も・・・

友人

う〜ん、見た目かっこよくて・・・
でも高くないやつ!

と、けっこうアバウトな回答でした。そこで、この速川ユーキは企みます。

速川ユーキ

今は若者がスポーツカーを買わない時代・・・
友人が少ないのもあるが、同世代でスポーツカーに乗ってる人間はゼロだ・・・

よし、決めた!
スポーツカー買わせたろw

友人

!?

クルマのことを全く知らない若者が、もしスポーツカーをおすすめされたらどうなるか?

そんな興味もあったし、友人は独身です。だから実用性が高くないスポーツカーでも、そう困らないはずです。それにスポーツカーは見た目かっこいいですしね。

しかし、結論からいえば惨敗でした。あまりにも・・・って結果だったので、本気で泣いてしまいそうですw

若者にはどんなスポーツカーもアウトオブ眼中

友人におすすめしたスポーツカーですが、以下の3車になります。ぼくからすれば、どれも魅力的なスポーツカーです。

ホンダ・S660(218万円〜)

ホンダ・S660

出典:http://www.honda.co.jp/

S660の魅力は、スーパーカーのようなエクステリア、希少なミッドシップ、痛快なハンドリング、超低ヒップポイント、オープンルーフといったことが挙げられるでしょう。

また軽規格であることも見逃せません。ホイールベース/トレッド比が小さいので回頭性に優れ、クイックな操作感を味わえます。あと維持費が安いです。

友人

へぇ〜、これ軽なの?
かっこいいね!

←見て軽とわからない

速川ユーキ

でしょでしょ!?
試乗してみようぜ!

友人

いや、いい!

速川ユーキ

えッ!!

ぼくが熱くアピールするS660より、友人はヴェゼルに興味が湧いたようで、そっちの試乗をすることになりました。

結局ぼくはヴェゼルの魅力を説明して、友人はそれで満足してしまいました。S660には目もくれません。

マツダ・ロードスターRF(324万円〜)

マツダ・ロードスターRF

出典:http://www.mazda.co.jp/

ロードスターRFは、オープンカーだけど屋根がハードトップなのが魅力。クローズ時の静粛性は、幌よりも断然高いです。S660よりずっと普通に乗れます。

またルーフからリアまで流麗に描かれるルーフラインが美しく、もはや優雅なクーペのスタイリングとなっています。

友人

へー、自動で屋根が開くんだ!
トランスフォームじゃん!

速川ユーキ

男心をくすぐるだろ!?
よし、じゃあ試乗して・・・

友人

いや、いいって!

速川ユーキ

え、また!?

スポーツカーは運転してみないと走りの良さを実感できないのに、またもや試乗を拒まれました。

友人はデミオのほうに興味を抱き、そっちを試乗することに。HUD(ヘッドアップディスプレイ)が搭載されていて、その機能性の高さに惚れ込んでいました。ほんとは走りに惚れさせたいのに・・・

トヨタ・86(262万円〜)

トヨタ・86

出典:https://toyota.jp/

86の魅力は、革新的な低重心パッケージ。これによってロー&ワイドなアピアランス、そして優れた走行安定性を実現しています。

マイナーチェンジを経てかなり熟成されたみたいなので、ぶっちゃけ速川ユーキが欲しいくらいのスポーツカーですね。

友人

おー、アグレッシブなデザインだな!
うん、かっこいいと思うよ!

速川ユーキ

これは大人4人乗れるし、いいだろ?
よし、今度こそ試乗して・・・

友人

スポーツカーはいいってw
それよりさ、あっちのC-HRのほうが・・・

速川ユーキ

オープンカーならまだしも、クーペの86さえ試乗してもらえませんでした。結局C-HRの試乗をすることになり・・・

友人

おー、C-HRいいね!
あれ、速川ユーキくん泣いてる!?

速川ユーキ

ちょっと目にゴミが・・・
(スポーツカーの魅力が伝えられない・・・うう・・・)

若者にスポーツカーを買ってもらうには、いくつもの「壁」があった

結局友人はデミオを購入しました。スポーツカーには一切興味を示しませんでしたね。アウトオブ眼中にも程がある。

「若者がスポーツカーを買ってくれない」ってよく耳にするけど、さすがに同調しました。そして、そのいくつかの原因を目の当たりにしました。

スポーツカーの「商品価値」がわかりにくい

速川ユーキ

なんでそこまでスポーツカーに興味ないの?
運転すげえ楽しいのに・・・

友人

それ、いまいちピンとこない!

おれにとっちゃデミオも運転楽しかったし、実用性だってあるからな。
それに価格にしちゃ装備も充実してるし。

デミオはコスパ高くてお得感があるよ。

速川ユーキ

お得感・・・
スポーツカーはお得感がないってこと?

友人

・・・ないでしょ!?

まず価格がどれも高いって!
スポーツカーは維持費だってかかるのに!

あくまでクルマは移動普段のための道具。
そこに余計なコストはかけらんないよ。

友人のいうお得感は、「商品価値」ともいえるでしょう。商品価値は、消費者の考え方によって大小があります。「クルマは移動普段のための道具」と考える友人にとっては、スポーツカーの商品価値は小さいわけです。それでは購入されるどころか、興味も持ってもらえません。

ちなみに、ぼくにとってのスポーツカーの商品価値は、端的にいえば運転することに無上の喜びを味わえることです。この喜びは、スポーツカー以外で感じることはできないと思っています。

しかし、この商品価値は、万人が理解できるものではないでしょう。ぼくには幸い、それを知る「きっかけ」が偶然ありました。もしかしたら、そのきっかけに巡り会えるチャンスって現実には少ないのかもしれませんね。

スポーツカーは現代のライフスタイルに取り入れにくい

商品価値は、消費者の考え方によって大小がありますが、要は、人は自ら選んだライフスタイルに沿った選択をしているわけです。(ライフスタイルとは思考や行動の傾向のこと、わかりやすくいえば「人生のあり方」です。)

例えば、ぼくは「クルマを運転することに無上の喜びを感じる(感じたい)」というライフスタイルを選択している。それで初めて「スポーツカー」という選択肢があると思います。

しかし、ぼくのようにライフスタイルを選択する人は、現代ではかなり少数派でしょう。

速川ユーキ

スポーツカーの運転は最高に気持ちいいんだ!
これがスポーツカーのお得感、いわば商品価値さ!

友人

クルマとは移動手段!
どれだけ居住性や積載性があるかが大事だろ!

スポーツカーなんてアウトオブ眼中!
頼まれたって買わねえよ!

速川ユーキ

なんかおまえ・・・
感じ悪くなってね?

現代は「ライフスタイルの多様化」によって、スポーツカーを求める人が減っているのです。昔はスポーツカーを買うのが一種のステータスだったそうですが、そういった目的で買う人さえ少なくなりました。

その原因の1つに「ネットの普及」があります。今ではSNSなどで自分のステータスをアピールすることだってできますから、わざわざお金をかけてスポーツカーを買う必要もないのです。

趣味・娯楽においてもネットの存在は大きく、例えばネトゲはスポーツカーを買うよりずっと低コストで楽しめます。若者の給料は低いですからね。

今やスポーツカーを好んで買うのは、その商品価値がわかっている経験豊富なおじさんが大多数でしょう。もはや若者でスポーツカーを買うのは、ライフスタイルが多様化された現代では「物好き」扱いです。

ライフスタイルを変える勇気がない

たとえ若者がスポーツカーの商品価値を理解し「試乗」まで至ったとしても、「購入」というゴールまで辿り着くことはほとんどないでしょう。

「スポーツカーを買う = ライフスタイルを大きく変える」ということです。お金がない若者に、これを実行できる勇気があるでしょうか? ほとんどは「不安」が勝ってしまい、購入は断念するでしょう。

お金以外にも、不安要素はあります。今まで乗り慣れたクルマより実用性は低くなるだろうし、もしかしたら他人の目を気にする必要もあるかもしれません。

友人

その点は同意するよ。

スポーツカーには「憧れ」はあるんだ。
でもそれより「不安」の方が遥かに大きい。

速川ユーキ

やっぱそうだよな・・・

新しいライフスタイルを選んでしまうと、新しい目の前の出来事に対してどう対処すればいいかもわかりません。未来が見通しづらくなるし、もしかしたら不安だらけの日常が待っているかもしれない。

つまり若者はスポーツカーに「憧れ」はあったとしても、今の「安心」を優先してしまうのです。

革新的なライフスタイルを提案しなければ、若者がスポーツカーを買うことはない

若者にスポーツカーを買ってもらうのは至難ですが、せめてスポーツカーに興味くらいもってくれればと考えているので、そのきっかけとなる案を提示したいと思います。

興味くらいもってくれれば、スポーツカーの商品価値をわかってもらえるかもしれないし、スポーツカーのある新しいライフスタイルを想像するくらいはできると思います。もしかしたらその想像によって、革新的なライフスタイルが生まれるかもしれません。

スポーツカーを題材にした漫画を読む

まずスポーツカーに興味をもってもらうことからですね。このスタートは『頭文字D』という漫画がおすすめ。序盤ではスポーツカーの魅力だけでなく、主人公の青春も見どころだったりして面白いです。

あと『湾岸ミッドナイト』も最高です。ある意味「哲学書」ですね。登場人物たちが語るクルマに対する姿勢や人生観が、読んでいて実に面白いのです。

スポーツカーに乗っているクルマ好きのブログを読む

単純にクルマに興味があるなら、クルマ好きが集まるSNS『みんカラ』を利用してみるのもいいですね。そこでスポーツカーに乗っているクルマ好きのブログや写真を見てみると、スポーツカーの商品価値がわかってくるかもしれません。

もちろんこのブログを読んでもらっても構いません。この記事をきっかけに、一層スポーツカーに興味をもってもらえる記事を書いていきたいと思います。

っていうかメーカー、なんとかして

メーカーが200万円を大きく切るようなエントリーモデルを発売してくれれば、多少は若者が新車でスポーツカーを買ってくれると思うんですけどね。

アルトワークスとかスイフトスポーツとか面白いのはありますけど、ベース車ありきではなく専用設計で。それは無理だからこの現状なんだと思いますけどね。

他にも「クルマのIT化」をスポーツカーに取り入れたら、もっと若者で買う人は増えると思います。例えば、アウディの「バーチャルコクピット」は若者にウケると思います。ていうか、ぼくが好きですw

あとiPhoneと接続して「ヒール&トゥー、上手くできましたね」ってSiriが褒めてくれたり、それがデータとして蓄積されて他ユーザーと競い合えたり、とか。今の若者はサーキットより、そういう方が楽しいかもしれません。

以上、クルマ好きの戯言でした。