オープンカーを購入した人間には2種類います。「購入して満足した人間」と「購入して後悔した人間」です。

単に見た目が好きという理由だけで購入するのも悪くないのですが、場合によってはそれで後悔することになるかもしれません。

そうならないために下記ポイントを確認しておきましょう。そうすればオープンカーを購入して満足できるカーライフを送れるでしょう。

2人乗り? 4人乗り?

オープンカーには2人乗りと4人乗り(または5人乗り)がありますが、後部座席の有無でカーライフの過ごし方は大きく分かれます。

2人乗りのメリット・デメリット

2人乗りオープンカーのメリットは、より一層スポーツドライビングを楽しめることです。

4人乗りオープンカーは既存車ベースに作られたモデルが多いですが、2人乗りオープンカーは屋根がないことを前提に専用設計されるモデルが多いです。

なので4人乗りに比べれば高い剛性を得られやすく、またそれに伴う重量増も最小限で済みます。実際2人乗りオープンカーは、スポーツドライビングを楽しめるモデルが多いです。

2人乗りオープンカーのデメリットは、実用性に乏しいことです。

後部座席がないので2人しか乗れないし、リクライニングして仮眠することは難しくなります。

また4人乗りに比べ、トランクスペースや積載性が乏しいです。おまけにルーフをトランクに収納するタイプ(コペンなど)の場合、オープン時はトランクスペースに荷物を載せられなくなる場合があります。

4人乗りのメリット・デメリット

4人乗りオープンカーのメリットは、2人乗りオープンカーに比べれば実用性が高いことです。

後部座席が備わることで、子連れ家族でもオープンを楽しめたり、荷物を載せられたりします。オープンカーでも実用性を求めるなら、4人乗りしか選択肢はないですね。

4人乗りオープンカーのデメリットは、価格が比較的高いことです。

例えば、ミニクーパーSコンバーチブルは425万円、ベース車となるミニクーパーSの372万円より53万円高くなっています。

ソフトトップ? ハードトップ?

オープンカーの屋根にはソフトトップ(布製の幌が使われた屋根)とハードトップ(金属や樹脂などの硬質素材が使われた屋根)があり、それぞれ開閉には手動タイプと電動タイプがあります。

ただ現行車ではソフトトップもハードトップも、電動タイプが採用されることがほとんどです。電動で開閉させるためのモーター類は搭載する分重くなりますが、利便性が高くなります。

ソフトトップのメリット・デメリット

ソフトトップのメリットは、身軽さと低コストです。

ソフトトップ(手動)とハードトップ(電動)の両設定があったNC型ロードスターでは、ソフトトップの方が30kg軽くて25万円安くなっていました。「軽快に走りたい」「価格を抑えたい」ならソフトトップですね。

またオープンにする際はコンパクトに収納できるので、トランクスペースを大きく犠牲にしないのも見逃せません。

ソフトトップのデメリットは、耐久性、防犯性、快適性で不利ということです。

比較的新しいモデルなら心配が少ないですが、古いモデルになると経年劣化によって幌が破れたりウェザーストリップが劣化したりして雨漏りします。ただこの点はメンテナンスや部品交換で対応できます。

問題は防犯面です。ソフトトップはカッターなどで切られ、車上荒らしの被害に遭う可能性が高くなります。対策としては、駐車場所に注意するか、脱着式デタッチャブルハードトップを装着するかになります。

快適性ですが、ハードトップに比べれば劣ります。ただ遮音性や断熱性に優れた素材であれば気にならないでしょう。僕のS660でもさほど気になりません。場合によって高速域でバタつきますが。

ハードトップのメリット・デメリット

ハードトップのメリットは、耐久性、防犯性、快適性で有利ということです。

硬質素材なので、経年劣化による雨漏りや車上荒らしの心配が減ります。また遮音性や断熱性に優れるので、クローズボディに近い室内の快適性を備えます。

ハードトップのデメリットは、重さと高コストです。

重たいルーフの開閉に伴って重心高や重量配分が変化するため、ドライブフィールの変化に違和感を感じてしまう場合があります。

2WD? 4WD?

オープンカーに限らずクルマには、2WD(二輪駆動)と4WD(四輪駆動)という2つの駆動方式があります。

2WDは、2つの車輪が駆動するタイプ。前輪駆動と後輪駆動があり、前輪駆動はFF、後輪駆動はエンジン搭載位置によりFR、MR、RRの3つに分類されます。

4WDは、全ての車輪が駆動するタイプ。AWDとも言い、クルマによってその方式は異なります。エンジン搭載位置はフロントエンジンが主流ですが、一部リアエンジンやミッドエンジンを採用するモデル(ポルシェ・911やアウディ・R8など)もあります。

▼駆動方式の種類
  • FF = Front engine Front drive
  • FR = Front engine Rear drive
  • MR = Mid engine Rear drive
  • RR = Rear engine Rear drive
  • 4WD = 4 Wheel Drive

2WDのメリット・デメリット

2WDのメリットは、軽量で低コストということ。

4WDに比べればシンプルな構造のため、車両重量が軽いです。軽いことで走りの軽快感や燃費性能に有利に働くので、スポーツタイプやコンパクトクラスのオープンカーに多く採用されます。

またシンプルな構造である分コストを抑えられるので、4WDに比べれば価格は安いです。価格を抑えてオープンカーを楽しみたいなら、2WDですね。まぁ4WDのオープンカーは数が少ないのですが。

2WDといっても前輪駆動(FF)と後輪駆動(FR、MR、RR)がありますが、前者は4人乗りオープンカーに採用されることが多いです。その場合、既存車ベースなので実用的です。後者はスポーツタイプのオープンカーに採用されることが多いです。その場合、より一層スポーツドライビングを楽しめます。

2WDのデメリットは、悪路走行を得意としないこと。

雪道ではスタックしてしまう可能性が4WDに比べて高くなるので、特に後輪駆動では注意が必要です。

4WDのメリット・デメリット

4WDのメリットは、エンジンパワーを効率よく路面に伝えられること。つまりトラクションに優れ、走行安定性や悪路走破性に優れています。

4WDのデメリットは、高コスト、重たい、燃費に不利、アンダーステアになりやすいことが挙げられます。

4WDのオープンカーには、アウディのTTロードスターやA5カブリオレ、ランドローバーのレンジローバーイヴォークコンバーチブルがあります。雪が多い地域に住んでいるけどオープンを楽しみたいならおすすめです。

スポーツ性を求める? 求めない?

オープンカーには専用設計されたモデルと既存車ベースに作られたモデルがあり、前者はスポーツ性が高いモデル、後者は快適性が高いモデルとなる傾向があります。

またスポーツ性が高いモデルは2人乗り、快適性が高いモデルは4人乗りとなる傾向があります。

もちろん例外はありますが、スポーツ性を求めるか求めないかでスタイリングや走り味が大きく異なってきます。

スポーツ性を求めるメリット・デメリット

スポーツ性を求めるメリットは、より一層走る楽しさを感じられることです。

「走る・曲がる・止まる」といった基本性能が高く、ドライバーの意のままに操れる感覚を楽しめます。

もちろん人によって感じ方は違うので官能評価になりますが、その個性味が濃いのは間違いないです。オープンカーなら開放感まで味わえるわけですから。

またスポーツ性が高いモデルは、個性的なスタイリングを備えています。なので街中では注目を浴びやすく、場合によってはそれが刺激になって走る楽しさに繋がります。

スポーツ性を求めるデメリットは、快適性を求めることは多少犠牲にする必要があることです。

スポーツ性が高いモデルは車高が低いので、乗り降りしにくかったり、対向車のヘッドライトが眩しかったりします。また最低地上高も低いので、気をつけないと段差や縁石などで車体下部を擦ります。

スポーツタイヤを履いてる場合は、乗り心地が固かったり、ロードノイズが気になったりすることもあるかもしれません。

スポーツ性を求めないメリット・デメリット

スポーツ性を求めないメリットは、快適性を求められることです。

車高が低くないので乗り降りなどに面倒を感じることはないし、コンフォートタイヤを履いてる場合は乗り心地に不快を感じることはないでしょう。

スポーツ性を求めないデメリットは、強いて言えば高コストであることです。

快適性を追求すればするほど、快適装備は増えます。また既存車ベースに作られている場合、剛性確保などのためにコストがかかります。なので価格は上がっていく傾向があります。

まとめ

オープンカーを購入する前に確認おきたいポイントを紹介しました。参考になったでしょうか?

まだポイントは思いつきそうなので、そうなれば追記していきますね!

それでは素敵なオープンカーライフをお楽しみください。ではでは!