片手運転ドライバー

昔勤めていた会社の同僚の話なのですが、その同僚とはよく一緒に営業車で営業に回っていました。

基本的に同僚が運転だったのですが、僕は同僚の運転スタイルに強く嫌悪していました。

速川幸速川

こいつ・・・
ずっと片手運転じゃねーか!!

何かしらあって少しだけ片手運転してしまう、その程度なら気にならなかったでしょう。でも同僚は常に片手運転なのですよ。

僕にとって片手運転は実にメリットがない行為です。むしろデメリットだらけですよ。

片手運転をする理由

片手運転はかっこいいから?

速川幸速川

片手運転かっこいいかな?
逆にかっこ悪いと思うんだけど・・・

思うに同僚はこのパターンであり、左手をセンターコンソールに置いたまま、右手だけでハンドルをくるくる回すのが「かっこいい」と思い込んでいます。

かっこつける心理には、「モテたい」「優越感に浸りたい」「自分は他者より優れていることをアピールしたい」などが挙げられます。つまり、他者から自分は価値ある存在だと尊重されたいのです。

いわゆる承認欲求の表れですが、承認欲求は誰もが持っている潜在的な欲求であり、この欲求に抗える人間はこの社会にそういません。なので「承認欲求を満たしたい」と感じること自体、決して悪くはありません。

でも問題は、その満たし方です。片手運転で承認欲求を満たすなど、手段が安直すぎると思いませんか?

他者の心理を読む際、マズローの欲求5段階説をよく用いますが、その説によると承認欲求のレベルには2つあるとされます。

低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる。マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じる。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/自己実現理論

つまり常に片手運転のドライバーは、低いレベルの他者承認を求め続けていることになります。マズローも言っているように、その状態は危険です。他者との比較に固執するばかりに、劣等感に苦しんでしまう場合があります。

ただ何度も言っているように承認欲求は誰もが持っているので、低いレベルだとて残念がる必要はありません。マズローの欲求5段階説はマーケティングによく用いられますが、自己理解によって成長していく手段としても用いられます。

片手運転は楽だから?

速川幸速川

片手運転で楽をしたい?
堕落と勘違いしてない?

常に片手運転をするドライバーは「怠けたい」のです。仮に「楽をしたい」がために片手運転をするのだとしたら、それは一呼吸置いて運転に集中するための行為であるべきです。

楽をしたいには、「効率を良くしたい」という意味にも捉えられます。何時間もぶっ続けで仕事するより、こまめに一呼吸置いた方が効率は上がりますよね。つまり、楽には良い面もあるのです。

一方、堕落は悪い面ばかりです。怠けて常に片手運転をしていると、身体の重心がずれたり身体がねじまがったりします。それでは車体の揺れや前後左右の加速Gを受け止められず、身体的にはストレスがかかるし肩こりなどの原因にもなります。

なので楽をしたいからと常に片手運転をするドライバーは、それとは真逆の行為を行なっていると自覚するべきでしょう。

当然僕は常に片手運転をすることはないのですが、仮にするのだとしたら自分は危険運転を行なっていると認識しなければなりません。

片手運転は危険運転である

目の前で突然アクシデントが起こった時、ドライバーは急ブレーキを行います。それでも回避できない場合は急ハンドルを要しますが、片手運転だったらどうなりますか?

確実にハンドルさばきに遅れが生じます。その遅れによって「人を轢き殺してしまった」と考えると恐ろしくなりますね。

かっこつけて(他者の視線を気にして)片手運転をしたり、怠けて片手運転をしたりすれば、注意力が散漫になります。そうなれば危険に気づくのが遅くなる(空走距離が長くなる)ので、とても危険です。

また片手運転はステアリングやシートから伝わるロードインフォメーションが希薄化し、路面状況に合わせて運転することが難しくなります。滑りやすい路面ならスリップしてしまう危険もあります。

よって片手運転はリスクが大きい行為でありますが、両手運転ならそのリスクを低減できるので、常に両手運転を心がけたいものです。

片手運転は楽しくない

クルマに運転の楽しさを追求するドライバーであれば、片手運転はしないでしょう。僕もその一人です。

先ほども述べましたが、片手運転はロードインフォメーションが希薄化します。するとクルマとの一体感までが希薄化し、運転の楽しさがスポイルされるのです。

また片手運転は危険運転だと前述しましたが、その点を理解すればとても片手運転で楽しもうとは思えません。リスクありきの運転の楽しさは、僕にとっては楽しくないのです。

僕が求める運転の楽しさは、安全運転に直結しています。なので日々、安全運転に努めています。それが僕にとっての運転の楽しさの追求です。

まとめ

片手運転ドライバーは損しかしていないことが、おわかりいただけましたか?

かっこいい運転とは? 時折そんなことを考えますが、少なくとも片手運転はかっこ悪いですね。身体的に楽でもないので、実に無駄な行為です。

また片手運転は、時に危険運転と化します。全ての片手運転ドライバーは、それを自覚すきです。

それでは!