走行距離に応じて課される「走行税」が、日本で導入される日も近いかもしれません。

ニュージーランドでは、世界に先駆けて走行税を導入しています。(現時点では燃料への課税がないディーゼル車が主な対象)

スイス、ニュージーランド、ドイツ、ベルギーなどでも、すでに距離に応じた料金制度を導入しているとのこと。アメリカでも一部の州で、走行税を導入することが検討されています。

この背景には、EVシフトによる使用燃料の減少やカーシェア普及によるマイカー所有者の減少によって、税収が急速に落ち込んでいくと予測されていることがあるようです。

NHKニュースによれば早ければ今冬以降、日本は走行税も含めた自動車税制の見直し議論を始める可能性があるとのこと。

走行税の案は去年から出ていましたが、合理的な制度だと思う反面、やはり「ふざけんな」という思いもあって複雑ですw

走行税導入のやり方次第ですが、単に増税であれば若者のクルマ離れはさらに加速するでしょうし、クルマで外出する人も減るでしょう。

それどころか外出する人そのものが減る可能性もあります。

走行税が導入されれば、運賃も上がるかもしれない

走行距離に応じて課税されるということは、長距離を走る観光バス会社にとっても大きな税負担となります。

ガソリン価格上昇が今後顕著になっていけば、運賃の値上げを敢行する可能性は少なからずあるでしょう。

そうなれば外出意欲や外出頻度は減り、外出する人そのものが減っていくのではないでしょうか。

2019年は、日本の「eスポーツ元年」とも言われています。だとしたら、ますます外出離れは加速する気がします。

観光する人や観光の仕事が減り、観光地が廃れていくのが容易に想像できます…。

走行税は地方いじめ! 引きこもれってこと?

まず、クルマの重量によって道路にかかる負荷は異なるので、日本が走行税を導入するなら重量税はなくすべきです。

世界に先駆けて走行税を導入するニュージーランドでは、重量税に相当するものはありませんが、NHKニュースによれば

納める金額は車種などによって約90通りに分かれる。例えば3.5トンより軽い車で一般的な乗用車や小型のバスだと走行距離1000キロあたり日本円にして約5000円。

出典:世界で導入が進む「走行税」

とあるので、おそらく日本の重量税に相当する要素を加味し、合理的に走行税を導入しているのでしょう。税金の種類が多すぎる日本は、ニュージーランドを見習ってほしいですね。

しかし、それで公平な税負担と言えるでしょうか?

車種などによって走行税を納める金額のバランスを取るのは良いですが、地方にとっては「不公平」を感じざるを得ません。

地方では公共交通機関が少なく日常生活にクルマが欠かせないので、都会よりずっと税負担は重くのしかかります。

また、走行税導入の背景の一つにカーシェアの普及がありますが、日常生活にクルマが欠かせない地方の人にとっては関係ないことです。

これは「地方いじめ」としか受け取れないですよ。地方創生ってなんだったんだ・・・。

そういえば片道100キロのクルマ通勤をしていたことがありますが、その頃のぼくだったら会社を辞めて引きこもりたくなります。

昔いじめられていたことも思い出しました。自宅を出るのが嫌すぎて引きこもりましたね。走行税でそうならないことを祈りますw

走行税を導入するなら、それ以外の税金はなくすべき!

走行税は、納める金額が問題ではなく、外出意欲を阻害させてしまう心理的な抑圧感が問題となる気がします。

走行距離に応じて公平に負担させる制度は合理的なのですが、完全に納得できないのは、現状の税負担がすでに重すぎるということがあります。

なので走行税を導入するなら、既存の税金(自動車税、取得税、重量税、ガゾリン税)はなくしてほしいです。

そうすればガソリン車の税負担は重くのしかからないし、EVからもガゾリン税に相当する税収が見込めます。

重量税に関しては、前述したニュージーランドのように走行税をランク分けすれば良いです。

自動車税に関しても、YouTube視聴者(汚れた狼さん)からいただいた情報を引用すれば

道路の維持費を考えるなら、アメリカのように、タイヤの面圧を厳しく規制すべきで、重量税、自動車税(排気量)すべて撤廃して、面圧と走行距離で課税すべきです。また排気量課税もまったく矛盾だらけ。同一の重量・空気抵抗・フリクションの車なら、速度を維持するパワーは排気量に関係なく一定になるはずで、排気量が大きければ、それだけ低回転で運用するだけの話です。

出典:ハヤさん – YouTube

というわけで不要で、走行税のランク分けにタイヤの面圧に相当する要素を追加すれば良いのではないでしょうか。

人は抑圧されると、萎縮するか反抗するかだと思います。後者で、仏パリ燃料税デモみたいなことが起きないことを祈ります…。

【追記】
YouTube視聴者(PleasureDrivingチャンネルさん)から情報をいただきましたが、議員の山本左近さんのツイートによれば

ということで、上乗せとして走行税を導入するわけではないみたいです。

ひとまず安直な増税ではないのでホッとしましたが、できれば走行税以外の税金はなくしてシンプルにしてほしいですね。多重課税云々の話もそれで終わりです。